更におっさんが1Kgデザートに挑戦してみた、その7(柚子のじゅれ)。

 1Kgデザートにまたいつの間にか新製品「柚子のじゅれ」が出ていたので早速お買い上げ。というか前回の「ふるゆる巨峰ゼリー」と同時デビューのようで、豊田乳業のHPにすぐに載ったのも一緒。
 そしてパッケージのデザインコンセプトというか方向性というかも一緒。これなら少なくともサンガリアよりはオシャレ系だ(ぉ。

 ちなみにパッケージによると1Kgで630KCal。お値段は税前¥195。シリーズ内では割と低価格、カロリーも控えめ。

 それでは開封・・・ちょっと待った。1Kgデザートシリーズ初の印刷が・・・「ちゅるんと注げる片側開封」ってマジですか。それではフツーの牛乳と同じように片方だけ開けまして、斜めに・・・。
 って、出てこねぇ~っ。やっと少し出て来たと思ったら、この出る感じ、「ちゅるん」ではなく「むにゅ~~~~~~っ」という感じで、ものすごく「ぷるぷる感」を通り越して「変形するけど千切れない感」。何処をどう見てもWebの商品紹介表記の『注ぎ口から「ちゅるん」とくずれながらこぼれ出る』なんて生易しさも可愛げもないぞこれは。
 そして色は透明感はあるが濁り系の薄黄色、ざっくりグレープフルーツジュースを薄めたような感じ。香料は・・・こっちはまぁ並みか?前回の巨峰のような強烈さは皆無。

 さて、それでは味見・・・薄っ、ってか平べったい。まぁ柚子味が濃すぎたら口当たりが辛過ぎるが、にしてもちょいと。要するに駄菓子的な味の平べったさを香料で誤魔化しているという。いやね、個人的にミカン系の柑橘類(柚子とかキンカンとかスダチとか)は好物なのでどうしても評価が辛口になるいうか。

 更にどうしもツッコミ入れておきたいのがこの「じゅれ」。当方が想像する「ジュレ」ってのはもっとしっかりしていて(ある意味「固さがある」と表現してもいいと思う)、スプーンなんかで持ち上げたらぷるんと流れ落ちるようなモノではないと思うのだが。Webの商品紹介表記に『やわらかいジュレです』とあるが、柔らかいってこういうことだっけ。これじゃ固めるの失敗しただけのゼリーだっての。

ということで結論。今回のコレは個人的にはハズレ。「じゅれ」という表記から想像するものの違いを横に置くにしても、自分的にはやっぱり前回の「ふるゆる」が柔らかさの限界で、これはデザートになり得ない。味も特別良くはないし(但し特別悪くもない)。
 但し、「素材」として見た場合のポテンシャルは正直不明。単品では物足りなさしか無かったが、なにかと組み合わせると化けるのかも。自分はそういう「創作料理」はやらないので全く不明だが。

 にしても、前回の巨峰と今回のコレ、パッケージデザインの違い然り、中身然り、明らかにに今までの1Kgデザート(=レアチーズやカスタードプリン)を買う層以外に向けて開発されている。
 今後はこういう層も業務スーパーに取り込んでいこう、ということなのかねぇ。100円ショップ系がコスメの類を拡充して店舗自体のイメージアップを図った路線を追いかけようとしている?

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