さて、最近都心をウロウロすることが増えてきた管理人。
まあ理由は色々あるが、その一つに「各県のアンテナショップ巡り」というヤツがあるんですな。
で、そのアンテナショップ。都心とはいえ、原則として「遠くもなく、しかし近くも無い距離感」でバラけて存在しております。
個人的に印象が強いのは、新橋の「せとうち旬彩館」(香川・愛媛)と「食のみやこ鳥取プラザ」、有楽町の「かごしま遊楽館」、東銀座の「いわて銀座プラザ」、この辺りですかね。「いわて銀座プラザ」ではお弁当が人気だとか。
ところが、原則があれば例外あり。妙に集まっちゃってる場所もいくつかあるんですな。
有名なのは東京交通会館。「ゆめぷらざ滋賀」「北海道どさんこプラザ」「花まるっ秋田ふるさと館」「いきいき富山館」「わかやま貴集館」「しずおかプラザ」「長野県観光物産センター」に加え、県でなくお土産屋がやってる「The博多」と全国商工会連合会の「むらからまちから館」まで揃っていて、この中だけでも色々楽しめるという。
そしてこの他にも、日本橋の近く、三越前の中央通り沿いに「奈良まほろば館」「日本橋・にいがた館 NICOプラザ♯2」「にほんばし島根館」と3県が非常に近い距離に並んでいる場所があるんですな。
ここの3県のアンテナショップ、あまりにも対照的に3者3様で、見比べるのも結構面白かったりするので、少し紹介。
♯ちなみに向かいは三越本店、日本橋を渡けばコレド日本橋に高島屋に丸善本店とまあ、カネと時間ならいくらでも使えるという立地だったり。
まず、奈良の「まほろば館」は「ショールーム」。観光案内に重点が置かれていて、パンフも多数用意、店も綺麗で明るく、おしゃれ感を醸しております。物販もあるし軽食スペースもあるけれど、量・種類共に「厳選」といったところ。あと「せんとくん」。
次、新潟の「NICO」は「イベントスペース」。そのまんま、イベントスペースなので、大体週代わりでやってることが全く違うという。イベントといっても地元物品の展示兼販売なので、良くも悪くも手作り感というか。食品、食器、家具、これがメイン。
最後、島根の「にほんばし島根館」は「市場」。物販メインで、地元の商品を多数品揃え。週代わりで地元の店の出張販売もあり。実はこれが一番自分的には好きなタイプの店だったり。
ちなみに、島根は今「あご」ことトビウオが旬だそうですよ。当方が寄った時には、完全無添加がウリの地元のちくわ&すり身屋が来てました、えぇ。
あとここ、実は店の奥の方に観光案内コーナーもあったりするのだが、スペースの作り方があまりにも物品メインになってしまっていて、奥の案内コーナーにあまり人が辿り着かないという。
♯空間設計と明かりの問題(店の奥が暗く見える)なので、特に明かりの問題はさっさと是正した方がいいと思う>島根県関係者
とまあ、こんな感じで。
東京八重洲口~日本橋~三越前近辺に来ることがあったら、立ち寄ってみると面白いかもよ、というお話でしたとさ。
何、東京駅は兎も角、日本橋まで行くのは億劫だ、とな。
そんな貴方にいいお話。
この辺り、「メトロリンク」という無料の乗り合いバスが、日中は最短10分間隔でくるくると巡回しております。東京駅八重洲口で乗って、「日本橋室町一丁目」で降りれば、すぐ目の前です。
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おまけ。
下の写真は、日本海側で鯖が良く漁れた地域、つまり山陰~若狭の辺りの地元の味「焼さば寿司」。にほんばし島根館で売っていたものをお買い上げ(¥800)。
焼さば寿司とは、名前の通り、焼いた鯖が乗っている押し寿司のこと。焼鯖好きにはとても幸せな一品。
但し、肉厚の鯖の半身がそのまま同量以上のご飯に乗っている、というこの構造には要注意。小さいように見えて、実はとてもボリュームがある。
実際、この主水という店の品は、恐らくその辺りを考慮してご飯が少なく(薄く)なっていたのだが、それでも写真の1つ分まるごと食べたら結構ありましたよ、えぇ。
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